Utagawa Kunisada (Toyokuni III), Kawarazaki Gonjuro as Watonai, Edo period, 1863, woodblock print, Amgueddfa Cymru -National Museum Wales

Kosode, Edo period, 19th century, National Museum of Japanese History

Inro & netsuke, Edo period, 18th-19th century, National Museum of Japanese History

絆: 日本 | ウェールズ | デザイン

16 June9 September 2018
Cost Free
Suitability All

日本のダイナミックでかつ洗練されたデザイン文化は、何世紀にも渡り世界を魅了してきました。現代でも、車、カメラから家庭用品、アニメに至るまで、日本のデザイン文化は世界に影響を及ぼし、今では我われの生活の一部になっています。この特別展では、日本の文化とデザインがいかに世界を魅了してきたかを紹介します。また、ウェールズが日本との海を隔てた交流の中で、果たしてきた歴史的な役割もご覧いただきます。

本展のために日本から送られてきた数多くの展示資料の中には、今回英国で初めて展示されるものもあります。

  • 四百年前に制作された「百鬼夜行絵巻」
  • 十八世紀の江戸の景観を描いた「江戸図屏風」
  • 日本の技の高さと美意識を伝える着物、陶磁器、漆器など
  • 先端技術の中に伝統装飾を活かしたアート作品

日本の芸術とデザインがウェールズにもたらされたのは、16世紀に遡ります。イギリス東インド会社創始者の一人であったトーマス・ ミドルトン卿所有のチャーク城には、素晴らしい漆の洋櫃が残されています。本展必見の作品のひとつです。以来、ウェールズは時代を越えて日本との交流を深め、その絆はいまも力強く続いています。

現代作品の中にも伝統が継承されることで、日本はユニークで刺激的なデザイン文化を生み出してきました。いま世界に向けて発信される現代日本文化と、美しい伝統芸術の世界をご覧いただけます。

特別展に合わせて、各種イベントや教育プログラムも開催します。

本特別展は、ウェールズ国立博物館、日本国文化庁、国立歴史民俗博物館の共催、東京国立近代美術館の特別協力により実現しました。大和日英基金、グレイトブリテン・ササカワ財団、東芝国際財団など多くの団体の協力を得ました。

ウェールズの中の日本 — デザインが結ぶ絆